※調査の結果旧北勢多郡役所は、旧沼田警察署分署であることが判明した
この助成活動・研究報告書は、公益信託大成建設自然・歴史環境基金の助成により群馬県利根郡昭和村糸井に現存する「旧北勢多郡役所(調査の結果郡役所ではなく、明治20年建造の旧沼田警察署分署の建物であることが判明した。以下、旧北勢多郡役所を旧沼田警察署分署(後、旧糸之瀬役場)とする)」の再生/活用プロジェクト・パートT事業の報告書である。
今回の活動と同時に申請していた「住まい・まちづくり担い手支援事業−近代産業遺産である養蚕民家再生と景観まちづくり PartT、U」が採択された。このことにより、両事業を連携させ、貴基金で予定していたワークショップ等は、住まい・まちづくり担い手支援事業で行うこととした。したがって今事業は、当該建築物の調査及び、将来の活動拠点としてワークショップで取り上げる活用計画案の作成を主とした活動とした。当報告書は、その活動報告として纏めたものである。
なお、当該建築物は、当初、糸井財産区(自治組織)の所有であったが、平成23年度から昭和村に所有権が移管され、RACの調査結果に基づき、建物前にある火の見櫓と共に保存・活用の方針が立てられている。
1.活動期間:平成22年11月1日〜平成24年1月31日
2.活動参加者:
昭和村:地域住民・昭和村役場・昭和村商工会
RAC:星 和彦・中村 武・後藤 治・中村千代子・大西 孝彦・山本 武彦・田村 収
前橋工科大学:石田 真弥・中原 稜司・荻原 林太郎・山岸 麻美・山下 美咲・品田 真優・吽野 睦美・市原 由紀
工学院大学:田揚 裕子・高塚 里美・中島裕衣子・西嶋あゆみ・落合 智・割田 勇輝・井口 卓磨・森 大和
助言者:福井 隆・真島 俊一・米山 淳一
建物監修者:宮澤 智士(長岡造形大学名誉教授)