下記に活動フローを示す。黒字は当初の計画で、赤字が実際の工程である。昨年度の経験から、役場や商工会の連携を強くし、広報を積極的に行ったことから、研修会はほぼ計画通り行うことが出来た。研修会では、福井、真島両講師のご指導により、地域資源である集落景観、生活文化及び農業等が連携した新たな昭和村ブランドを築き上げ、外に向けて情報を発信していくことが、活き活きとしたこれからの昭和村を生み出す唯一の方法であることを学ぶことができた。当初から、私たちは、単に建築的な景観保全を求めていた訳でなく、現代農業と密接に結びついた集落景観(養蚕民家で形づくられた歴史的景観)の保全と活用を提案していたが、研修会・ワークショップの中で、住民の方々と議論し、確認を行ってきた。
また、昨年同様、地域資源の活かし方についても、昭和村だけで考えるのではなく、絹産業をテーマとして、かつて絹で結び付いていた地域とネットワークを構築し、地域間交流から地域づくり考える活動が出来た。(横浜での研究集会を軸に)
昨年同様、住民メンバーを入れてのキックオフミーティングの後、村長・副村長・総務課長・企画課長・昭和村商工会等を交えて、活動内容の合意、行政側の窓口を企画課(担当・堤係長)との決定等を行い、次に生越地域の区長に活動内容の説明し、協力を依頼する。
活動手順を示すと
表-1 活動フロー